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2006年8月26日 (土)

インプレサリオ

「インプレサリオ」  シー・ユー・チェン (ダイヤモンド社)

本書は、「企画は1行」にシー・ユー・チェンのことがすごい企画マンとして登場していたので、どんなすごい人なのか、どんな企画やプロデュースをするのかを確かめるために読んでみました。

書名の「インプレサリオ」は、もともとオペラのプロデューサーのことで、オペラのテーマ設定から、役者やスタッフのキャスティング、舞台美術から宣伝までやり最終的にオペラを成功に導く人のことで、今では、非常に力のあるプロデューサーをインプレサリオと呼ぶそうです。
自身の体験を書いた本に、このタイトルをつけるなんて、相当な自信なのでしょう。でも、本書を読んでいると、やっていることのスケールが違うので、ただのプロデュースではないのですが。

シー・ユーは若い頃から、破天荒と言うか、とにかく並ではないのです。ロック到来の時代で、UCLAの入学を蹴ってミュージシャンになり(その代わり上智大学に入っています)、ミュージシャンをあきらめると、山本寛斎のところで働いたりして、その後、アメリカに渡り、紆余曲折を経てLAの3本指に入ると言われたレストランを作ります。ここで、めでたし、めでたしではなく、これをきっかけに日本に戻り、不動産のプロデュースからあらゆるもののプロデュースに羽を伸ばしていきます。

GAPの渋谷店の立ち上げ、ユニクロを全国的なストアへプロデュース、果ては、東京三菱銀行(現三菱東京UFJ)のICカードのデザインや渋谷支店のデザインまでやってしまいます。
お堅い銀行でさえも、グローバルなデザインやお客さんから見て一番スマートな銀行にして欲しいと、シー・ユーに依頼するのです。今や三菱東京UFJのような大銀行でもロハスを取り込むにはどうすればいいのかと聞いてくるそうです。

シー・ユーは、融通無碍に、時代の要望に応じて、いろんな企画ができる人物です。また、シー・ユーの会社で働くスタッフもスペシャリスト揃いで、シー・ユーもスタッフたちに遊びでも、仕事でも一般のサラリーマンとは一味違う体験をしてもらい、人間として成長して欲しいと言います。

何かの分野に特化して企画を考えられる仕事につきたいと考える人も多いかも知れませんが、この本を読むと、もっと広く自分の可能性を試していいんだと思えてしまいます。

インプレサリオ―成功請負人 Book インプレサリオ―成功請負人

著者:チェン シー・ユー
販売元:ダイヤモンド社
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