格差社会
格差社会(週刊ダイヤモンド)
8月28日発売の週刊ダイヤモンドは、格差社会の実像をまざまざと見せつけるもので、読んでいて背筋が凍った。雑誌の表紙も「リストラ父さん フリーター息子 悲惨世代」という衝撃的なもの。昨年の1月くらいから「格差社会」「2極化」に興味を持ち、数々の本を読んだつもりだが、今回の特集は、悲惨な実態がルポされている。
もはや、格差問題やフリーター問題について議論している場合ではない。
一部には、フリーターやニーとは若者の甘えとか言う議論もあるが、多くの若者は好きでフリーターをやっているわけではない。バブルの頃は、誰でも大会社に就職し、会社ではバブル世代はお荷物だと言われながらも、まともに給料をもらい、年金も健康保険も払った上で、十分な生活をしている。バブル後は、企業側が一気に正社員を取らなくなり、能力的には、バブル時代の社員より上にも関わらず、非正規社員としてしか採用してもらえなくなっている。企業はこの間に経営を立て直してはいるものの、非正規社員の賃金をあげることもせず(一方的に解雇もして)、会社の利益を上げている。それも大手のメーカーがなりふりかまわずやっているのだ。景気が上向いてきたからと言って、今のフリーターを正社員にすることはしない。企業は、フリーターをする人間なんて採用しようともしないし、そのキャリアも認めない。でも、企業が立ち直ってきたのは、さんざんフリーターを利用してきたのでしょう。
若者も悲惨だが、中高年も悲惨だ。リストラで切られてしまい、年齢的にまともな就職口もみつからず、生活保護以下の生活を強いられている人が多いのだ。現在、ワーキング・プアと言う言葉がある。働いても働いても満足な賃金が得られず、貧乏な生活から抜け出せない人たちだ。なんとか生きるために、睡眠時間をほとんど削って、いくつもアルバイトを掛け持ちしたり、食うに困って、闇金融に手を出してしまったりしている。年間3万人の自殺者が出ているのだ。中高年には、家族を養っている人が多い。満足に食事もできない稼ぎでは、子供に教育を与えることも不可能だ。鉛筆やノートも買えない子供たちが大勢おり、不憫でならないし、いったい為政者は何をしているのだと怒りを覚える。(為政者だけでなく、低賃金労働者を使って金儲けをしている経営者もしかりだ)
高名な経営者がテレビでもっともな事を言っているが、あなたの会社の工場では人の尊厳が守られているのですか。ホリエモンや村上世彰を非難する資格があるのですかと問いたい。お金万能主義ではないというなら、まじめに働く人々に、人間として生活できる賃金を与えてから、日本の資本主義は違うんだと言ってもらいたい。
現在、下層約2割(2000万にくらい)が、厳しい生活を余儀なくされているようです。この人々を見捨てていては、きっと自分たちの生活に振り返ってきます。
経済は上流階級がモノやサービスを買ってくれるだけでは拡大しません。国民がみんなで豊かになることで、経済も発展するのですから、下流と言われる人々を見捨てることは、自分で上を向いてつばを吐くようなものです。
希望の持てる日本にするためには、みんなで声を上げましょう。一人ひとりのブログも広がれば、きっと大きな力になると信じています。
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