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2006年9月17日 (日)

トレンド記者が教える消費を読むツボ

「トレンド記者が教える消費を読むツボ62」 石鍋仁美

本書はここ数年の間に日経MJ(日経流通新聞)、日経マガジン、日経プラスワン、日経エックスなどに発表された記事を追加取材し、全面的に書き改めたものです。

毎晩、テレビ東京のワールドビジネスサテライトをご覧の方だと興味を抱いて読める本だと思います。トレンド雑誌では、日経トレンディやダイムの好きな方は是非読んでください。

大きく分けて、①街、②店、③新市場(ライフスタイルの提案)、④大衆、⑤マニア、⑥シニア、⑦若者、⑧サブカルチャーについて、62分野を紹介してくれます。

結構トレンドゲッターでも知らないことが多く出てくるのではないでしょうか。また、トレンドを知ることを楽しみたいという層にも最適な情報です。

本書を読んでいて感じるのは、あまりにも多様なトレンドです。大きな流れとしては、LOHAS系かなとも思ってしまいますが、一概にそうとも言い切れず、新富裕層の高級な遊び方から、金をかけた邸宅式ウェディング、果てはアキバ系まであり、読んでいてびっくりです。

現代の日本では「お店」は単なる商品配給所ではありません。市場ともちょっと違います。発見、交流、会話、帰属意識、居心地の良さ、安心・安全などを武器にした戦略が必要になってきています。スタバなどは家庭や職場にない第3の空間を提供しています。私のような本好きのためのブックカフェなども他では味わえない心地よさを味わわせてくれるのでしょう。

また、格差が問題になっている現代での多様性もあります。(これを多様性と読んでよいものか考え物ですが)バブル時代にはマル金、マルビが流行語になりましたが、21世紀の今日では、IT起業家や成果主義によるニューリッチ、スーパーリッチが新たなトレンドを作り出している一方で、年収が低くてもオタクなトレンドを作り出している。年齢も、アンチエイジングもあれば、年齢を超えたトレンドを作ってもいる。あえてシニア層向けのサービスと銘打っても売れていたり、Y世代の消費形態が変わってきている。

私は40代後半だが、車に関しても自分の好みにこだわってしまいます。でも若者世代は、機能を重視してこだわりがありません。

とかくこの世の流行りものを一人で押さえるわけにはいきませんので、本書でチェックしてみてください。

トレンド記者が教える消費を読むツボ62 Book トレンド記者が教える消費を読むツボ62

著者:石鍋 仁美
販売元:日本経済新聞社
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