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2006年10月 7日 (土)

成果主義 日経ビジネス

成果主義 稲盛語録

「人材沈没」(日経ビジネス)

2006年10月2日号の日経ビジネスは、これまで、長期的な戦略で人材を育てなかったため、現場のリーダーが育たない。現場のリーダーが不在だから、続く若い層も伸びない。「人材のデフレスパイラル」と称しています。かつては、終身雇用で、年々部下が増えていき、自然と教育が行われたのでしょうが、今は、社内でも成果主義、新人採用は即戦力を求める、という風に変わってきています。

今号で、私の尊敬する稲盛和夫氏の言葉が、あまりにも心に残ったので書き残しておきました。

記者から、「個人主義の傾向が強まり、個々が仕事のやりがいや充足感を重視するようになってきた。企業はこれからどのようにして社員に幸せを提供すべきか」と問うています。

それに対し、稲垣は、「経営者がその哲学(注:利他主義)を社員と共有できるかどうかと深く関係します。お互いに同じ方向を向いて仕事をしているかどうかで、仕事から得られる幸福度は大きく変わってきます。

考え方や哲学を会社全体で共有させる努力もしないで、安直に成果主義に飛びつくのが一番、タチが悪い。成果主義では利益を出した部門や個人は厚遇され、そうでないと冷遇される。一方では喜ぶ社員がいて、一方では不平不満を持つ人間がいる。全社が一丸とならなくてはならないのに、社内で調和が取れなくなってしまいます。

さらに、ある時は喜んでいる社員でも、その部門が赤字転落して給料やボーナスが一気に減るかもしれない。それまでどんなに会社への忠誠心が高くても、すぐにぶつぶつと不平不満を言い出します。それで結局は、会社が「ぶつぶつ社員」の集合になる。成果主義の限界です。

私が成果主義を取り入れない理由は、会社はみんなを幸せにさせるべき場所だからです。いい業績を出した人や部門は、そうでない所を助けて引き上げる。そういう信頼関係と哲学があれば、何も成果主義を採用しなくたって、みんな気持ちよく働いてくれるんです。」

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