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2007年2月24日 (土)

世界の日本人ジョーク集

「世界の日本人ジョーク集」 早坂隆

「最先端技術の国」
●不良品
あるアメリカの自動車会社が、ロシアと日本の部品工場に以下のような仕事の発注をした。
「不良品は1000個につき一つとすること」
数日後、ロシアの工場からメールが届いた。
「不良品を1000個に一つというのは、大変困難な条件です。期日にどうしても間に合いません。納期の延長をお願いします」
数日後、日本の工場からもメールが届いた。それにはこう書かれていた。
「納期に向けて作業は順調に進んでおります。ただ、不良品用の設計図が届いておりません。早急に送付してください」

初っ端から、日本は先端技術を持つというジョークから始まりますが、最近のエレクトロニクス製品や自動車の不具合が頻発しており、ちょっと皮肉です。

日本の独創性のある製品も多いのですが、次のような感じも多いですよね。

●四段階
新製品が世に流通するまでには、全部で四つの段階がある。
まず、アメリカの企業が新製品の開発をする。
次にロシア人が、「自分たちは同じものを、もう既に30年前に考え出していた」と主張する。
そして、日本人がアメリカ製以上のクオリティの高いものを造り、輸出を始める。
最後に、中国人が日本製のものに似せた偽物を造る。

著者は、東欧や中東をよく回っている人らしく、アメリカや西欧で知られていない日本の見方も多く伝えてくれます。
イラクでは、自衛隊が復興活動に行きましたが、イラク人から日本への不平・不満が相当あったらしいのです。イラク人にとっては日本人は、超お金持ちで、自衛隊が来てくれたということは、サマワに近代的な高層ビルでも建つのかと思っていたらしいのです。
お金持ち日本のジョークとして次のようなものがあります。

● レストランにて
ドイツ人と日本人とイタリア人が一緒に食事へ行った。食後、三人はそれぞれこう考えていた。
ドイツ人は、割り勘にするといくらか考えていた。
日本人は、三人分払うといくらか考えていた。
イタリア人は、おごってくれた人になんと礼を言うか考えていた。

日本の経済システムについても面白いジョークもあります。かつてのソ連のゴルバチョフ書記長が、計画経済の抜本的な建て直しを図っていたとき、多くの経済学者を日本に派遣したという冗談ではない話もあります。

● 意見の一致
マルクスとケインズがあの世で出会い、そして激論を始めた。相反する思想を持った二人、やはり意見は合わなかったが、たった一つだけ結論の一致を見た話題があった。それは、
「自分の理想を体現した国家はどこだろうか?」
という問いであった。二人とも、
「日本」
と答えたのである。

日中関係についての面白いジョークもあります。
● 捕虜
西暦200X年、日本と中国の間でとうとう戦争が勃発した。
開戦当初、日本軍の優勢が続いた。
開戦から一週間。中国兵の捕虜が一億人出た。
次の一週間。さらに中国兵の捕虜が一億人出た。
翌日、北京から東京に向けて、無条件降伏の勧告が来た。
「どうです、まだ戦争を続けるつもりですかな?」

面白いジョーク満載ですが、著者の体験がたっぷり載っていて面白い本です。

世界の日本人ジョーク集 Book 世界の日本人ジョーク集

著者:早坂 隆
販売元:中央公論新社
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前々から気になっていた「世界の日本人ジョーク集」をついに読みました。世界の日本人ジョーク集ヤバイ、もっと早く読んでおけば良かった。日本人ってこう見られてるんだ。と妙に納得してしまう本です。... [続きを読む]

受信: 2007年3月24日 (土) 16時17分

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