社内ブログ革命
| 社内ブログ革命 営業・販売・開発を変えるコミュニケーション術 販売元:日経BP社 |
「社内ブログ革命」 シックス・アパート株式会社編
会社勤めの方は、社内でどのようなコミュニケーションをとっていますか。今や昔のように仕事が終わってから飲みにいくことも少ないのではないでしょうか。若い人ほど、昔ほど飲みには行かないようなきがします。また、年々、仕事は忙しくなって、仕事が終わって飲みに行く時間も取れません。
オフィスのビル内でも昔は給湯室などでタバコを吸う人同士がコミュニケーションをとっていましたが、今や喫煙室がビル内に1箇所か2箇所で、そこにいるのも5分とか10分とかと規則が作られている会社もあるのではないでしょうか。
私など、メールや電話で連絡して仕事をしている社内の人の顔も知らない人がいますし、まして、オフィス内ですれ違う社員の名前も所属部署も知らない人のほうが多い始末です。
あまりにも個人的なつながりがないので、仕事も事務的なものになってしまいがちで、もう一歩コミュニケーションが深まれば、仕事のアイデアもお互いの会話の中からレベルアップできるのではないかと思ったりしています。
特に会議など対面での場面では、相手を知っているかどうかで、一歩つっこんだ話ができるとか、ちょっとした無駄話からつながりが出来て、別の場面で情報交換ができることがあると思うのですが。
経営者の米国を真似した成果主義の導入にも、社内コミュニケーション不足が起こっている原因かも知れませんね。
現代の企業に失われたものが「インフォーマルなコミュニケーションの場」ということで、本書では「社内ブログ」を使い、企業の活性化の図り方を提案してくれています。それもユニクロや日本オラクル、カシオで実施されている社内ブログを例にとり説明してくれています。
失われていったインフォーマルな場とは、形式張らない、ざっくばらんな雑談のようなもので、仕事を進める上で最低限必要な業務連絡とは対極にあるものです。その消えていったインフォーマルなコミュニケーションが果たしていた役割とは、「創造」「連帯」「ガス抜き」の3つであるといいます。
非定型な情報はアイデアの宝庫であり、アイデアの貯金箱だともいえます。ユニクロでは、アルバイトも店で感じたことをブログにアップしたり、携帯から成功した商品の並べ方の写真をアップしたりして、社内全員で共有し、役員会でも当然意志決定にも使われます。
アイデアだけでなく、ガス抜きのためのタバコ部屋的なブログにしろ、多くのいろいろな人が集まる会社内では、本当にみんながブログを書いてくれるのか。
まして、ますます忙しくなっていくときにブログを書く時間が取れるのか、就業時間内に書いて、逆に業務に支障がでないのかなど問題山積だと思います。
本書では、実施企業の事例を挙げながら示してくれています。
しかし、自分の会社でどうしたら実現できるのだろうかとは考え込んでしまいます。社内ブログだけの話だけが問題ではなく、何でも同じですが、あとは、自分で自社にどう適用するのか、自社の問題は何か、必要なものは何かなどは当然自分で考えないといけないでしょう。
私は、付加価値を求められる時代であるからこそ衆知を集められるような仕組み、仕掛けが必要だと思います。かつて、ナレッジマネジメントが流行ったことがありましたが、ネットやブログの発達により、今こそ可能となってきていると思います。社内融和やKMを考える人には、本書は読んでもいいのではないでしょうか。
![]()
| 固定リンク

コメント